羽子板市に来たよ!の巻
開催日/12月の17・18・19日の3日間。場所/東京、浅草・浅草寺境内。主催/東京歳之市羽子板商組合、出展数/50店位? 特徴/その名の通りの羽子板の市場である。最近では初正月向けの羽子板を買い求めるお客さんより、趣味やコレクションで購入する人が多いらしい。昔ながらの歌舞伎モノに加え、現代の人気ある面相の見立てモノが人気が高い。
「わ〜、結構遅い時間まで賑やかなんだね」
「そうね、終わってたらどうしようと思ったけど」
「すごーい!!!羽子板の屋台でいっぱいだ!」
「これが羽子板市よ」
「屋台の中も色んな羽子板でいっぱいだ!」
「じゃあ色々見ていこっか」
屋台だけど荘厳な感じがするなあ…
「いらっしゃいいらっしゃい」屋台らしく気軽に売ってくるがやっぱり一つ一つが手作りで、いいお値段。なんか不思議な世界だ。
だけど、今の羽子板市と昔の羽子板市は、もう全然雰囲気が違うんだって。いつからか売り方に規制も出て来て厳しくなってきたとか。「立って売ってはダメ、露店の下に降りてってお客さんの袖っを引っ張っちゃダメ」みたいな。昔は客奪り合戦みたいな勢いがあったんだ。そんな規制に慣れてしまっている今だからこそ恐そうだけど、活気がもっとありそうだよね。
昔は「まける・まけない」のお客さんとのやりとりも熱くて職人さん側的にももっと面白かったらしい。今はちょこんと正座した職人さんがフツーに接客している。今ももちろん賑やかだけど、少し寂しいそんな時代の変動を、羽子板たちも見てきたんだろう。ひしめき合ってそんな話をしているようだ。
ラケットぐらいの小さな羽子板(6寸)もあるよ。可愛くて場所をとらないのに存在感はバッチリだ。
「って、キティ(ラケットサイズ)もあるんだ」(※キティちゃん呼び捨て)
「かわいい
「職人工芸って感じだねぇ」
「ひとつひとつ顔も違うのかしら
一口に羽子板と言っても、作り方などによってそれぞれの店の個性もあるのである。それを見分けるのを楽しむのも、市の面白さだ。
「あ!あれは!!」
「アトム・ベッカム・ヒカルの碁・松井・星野監督・ペコちゃん!?」
「2003年の顔だものねぇ(ヒカルの碁とペコちゃんはちょっと違うけど)
「ベッカム…似てないね…」
「言うな」
「でも、手作りって感じだねぇ」
「あっ、アンパンマンだ!」
「押し絵じゃなくて、フェルトのぬいぐるみだよなぁ…(残念)」
「お腹空いたなぁ」
「(食べ物の)屋台もあるし、何か食べよっか」
「あ!!ソースせんべいの屋台があるよ」
「何ソレ」
「ソースせんべい知らないの!?」
「おいしいの?」
「さぁ 食べたことないし」
「殺すわよ」
西岸良平の「夕焼けのうた」という漫画に頻繁に出ているお菓子なので食べてみたいだけのぴょん吉であった。(そしてこの日は結局食べてません)
飯処を探しているのを気取られ、威勢がよく相当押しの強い(ヤンキー卒系)のお姉さん達が客引きしてきたので、この屋台で腹ごしらえを決めた。
「せっかくだから、トケコンでおこうかな」
「わかったわ、でもちゃんと店の人に断るのよ」
「でも大丈夫かな、とけ込むって言っても結局倒れてるわけだから
「食べ物屋さんのマエじゃアレかしら」
「すいません、店のマエで写真撮っていいですか」
「あ!どーぞどーぞ♪撮りましょう♪」
「あ、すいません、ちょっと待ってください、倒れていいですか?」
「は?」
「お店にとけ込みたいんですけど」
アートとしかいいようがないほど見事なトケコミを成すぴょん吉。屋台や客・情景にトケコンでいる。写真だけならきっと師匠も認めてくれるにちがいない。しかし…!
通行人「え!人倒れてるんだけど!!」
通行人「何アレ大丈夫!?」
「大丈夫ですから大丈夫ですから」
「は、早く撮ってくり〜(恥ずかしくなってきた)」
店の人「大丈夫ですよぉー、撮影でーす!!
通行人「撮影だって!!」
通行人「え?アレ芸能人!?
いやいやいやいやいや。ありえねぇ
そもそもどんな主旨の番組のどんな芸能人がこんなことをするのか。
通行人「何あれー!」
通行人「え?誰!?
人増えてるし囲まれたー!!!!
師匠!ぴょん吉、トケコミの才能ありません!!
店の人「はい、心配な人も気になる人もうちの店入ってって彼女に事情聞きましょう〜はいはいはい、いらっしゃいらっしゃい!」
えっ、客引き!?お姉さん!?
何故か知らない人たちに拍手され撮影も終わり、はまぐりと甘酒頼みました。はまぐり1個サービスしてくれました。
ちなみに事情を説明するの難しかったですが、「変わったことしてんねぇ」とすごくフツーのコメントを頂いて、ちょっと恥ずかしかったです。